14歳〜白くも黒くもなれるギリギリの年齢〜

お昼休みになり、結局いつもの6人で食べたが、食欲が沸くような空気ではなく、

健ちゃんは七瀬とゆっきーだけでなく、私とも一切目を合わせてくれなかった。

1日が終わるまでずっと話すこともできず、私は自分がしてしまったことが、そんなにやばいことだったんだと思い知った。


家に帰ってもそのことで悩み続けて、私は、自分が七瀬たちと話したことによって、健ちゃんに

そっちの味方だと思われたんだと気づいた。


ってことは、健ちゃんと仲良くしたいなら、やっぱりみりあが言ってたように2人とは関わっちゃダメなのかな、、?

なんて色々考えていたらあっという間に次の日になった。



教室のドアが重く感じたが、教室に入るしかない。


教室に入ると思わず息を止めてしまうような光景がそこにはあった。


なんと、七瀬が普通に健ちゃんたちと円になって話していたのだ。


でも、そこにはゆっきーの姿はなかった。


すると、後ろからトントンとされて振り向くとそこには、なんとも言えない複雑な表情をしたゆっきーが立っていた。

「ちょっといい?」

と言うと、またしても廊下に連れていかれた。


昨日もこんなことあったなー、なんて呑気に考えている場合じゃないのに、そんなことを思った。


「あのさ、これ持っててほしい」

そう言って、ゆっきーは私の手の中に何かを置いた。

見てみると、それは林間学校で6人みんなでお揃いで買ったストラップだった。


「‥え‥こんなの預かれないよ‥」

そう言うと、

「‥もう俺、いつメン抜けることにしたからさ、

津田に持っててほしいんだ。」

と言われてしまった。

「‥何言ってんの?私前も言ったけどやっぱりみんなで仲良くしてたいよ、、」

「けど今のままじゃもう無理だって、津田だってほんとは分かってんだろ?」

「‥‥っ」

自分でも気づかないふりしてた本音を言われたような気がして何も答えられなくなった。


「‥でも、それでも‥


これはゆっきーのものだよ、、私は預かれない」

「‥俺は、津田なら信頼できると思ったから津田に預かってほしいんだ‥」

「でも‥」

「頼む!!‥お願いするから‥」

そんな風に言われると断ることもできなくなった。

「‥あと、自分から言えよって感じだけで、いつメン抜けるってことみんなに

伝えといてほしい」



今の私なら正直、


は?自分で言えよ、って思うような頼みでもこの時の私は


「分かった!伝えとく‥」と返事した。