下らない、下らない、下らない。
しかし何を思ったところで悔しさが減る訳でもなく、寧ろ時間を増すごとに胸にポツリと浮かんだ染みが広がっていくようだった。
そのまま家に帰る訳にもいかず、途中公園に立ち寄る。
昔、幼い頃はよく通っていた場所だ。
「―――雅?」
数十分程そうしていただろうか。
目を閉じて自分を落ち着けようとしていた時、暗闇の中差し込んできたその声に自ずと頬が緩む。姿を見なくても声だけで誰か分かってしまう。
「日和さん」
「こんなトコで何してるの?学校は?」
「サボりでーす」
「胸張って言う事じゃないけどね。鞄は?」
「……全部置いて来ました、学校に」

