その次の日から、ミキは学校に来なくなった。
やはり色々口で言ってはいても恐怖に打ち勝つ事は出来なかったらしい。
だったら最初から何もしなければいいのにとは思うが、後悔は先に立ってくれない。
全く、と溜め息を零す。
悪く言われるのも有名税の一部だろうに。それが嫌なのだったら無駄に目立たなければいいだけの話――否、違うか。そもそもわたし達のような関わりの無い人間に何を言われたところで、彼等は痛くも痒くもない筈。
愉しんでいるだけだ。
人が苦しむ様を。
わたしだからではない。ミキだからではない。
刺激を求めた彼等の遊び。
「あーあ、くっだらな」
目の前に散らばった教科書を見て、小さく呟く。
「あんな大きな顔しといて、やる事がどうも幼稚なんだよなあ」

