「ち、違うんです」
「あはは、何言ってるのー?」
何とか弁解を計ろうとしたミキの言葉など何の効果も無いとでもいうように、ジョーさんは無機質な笑みを湛えたままこてん、首を傾げた。
その動きがあまりに機械的で、心臓の音が大きく跳ね上がった。
「君達、もう終わりだねー?」
そう言い捨てて、彼は愉しげに去って行った。
残されたわたし達の間に流れるのは気まずい空気。ミキに至ってはジョーさんの去って行った方を呆然と見つめ、放心状態だ。
嫌いだと言っていてもその権力は今まで散々見せ付けられている。
彼等の玩具になるであろう事は嫌でも理解出来た。
(……あー、下らな)
それでもわたしはどうしても第三者のように冷静になってしまうのだった。

