綺麗にアートの施されたネイルが、一定のリズムで机の表面をタップする。
「見た目そんななのにホント男途切れないよね」
「見た目そんななのにって何でごわすか!」
「清楚ってゆーの?純粋そう?」
「あら、やだ」
成程周りからはそう見えるのか。一つ勉強になった。
時刻は十一時。
三時間目も始まろうかというところ。
いつものようにミキと向かい合って雑談していれば、突然外から黄色い声が上がる。それもいつもの恒例行事のようなものなので、いち早く反応したミキは綺麗に整えられた形の良い眉をくっと寄せた。
「もう三時間目始まるんですケド」
「相変わらずの重役出勤ですね」
「ってゆーか、そもそもただの柄の悪い連中なのにテスト良ければ全て良しってしてるこの学校のシステムがいまいち良く分かんねーわ」

