-キンコーンカンコーン・・・・- なんてタイミングのチャイム… でも助かった 正気に戻れた気がする(笑) 「あ、鳴った。 ありがとう、返すね」 そう言ってブランケットの中から出っていた 私はなかなか立ち上がることができなかった すると 「行かないの?」 私の気持ちなんて全くわかっていない いつも通りの声 先に教室に行けばいいのに 私が出るまで待ってくれる 変に優しいから困る 顔を見られないように 下を向きながら私は放送室を出た その時の顔はおそらくふにゃふにゃだったから