みあちゃんが来た。

「ごめん!剛くん。

私やっぱり大輔くんが好きで

そんな気持ちで剛くんとは付き合えません」

俺の近くに来るなり、みあちゃんは口を開いた。


やっぱり、な、、

こう言われる気がしていたんだ。


「俺がそれでもいい、って言っても?

ダメ?」

首を振るみあちゃん。

どうすればいいんだ…!

どうすれば君は振り向いてくれる?


「剛くんのことは好きだよ?

でも、それは友達としてで。

男の子として好きな訳じゃないの。

すごく大切に思ってるよ?

友達としてだけど、すごく大事な人」


ああ、俺はこの子を好きになってよかった。

その言葉を聞いて、俺はそう思ったんだ。


「それに、そんな剛くんのこと

見てる女の子もいるかもよ?」

なんて、最後は茶化されたけど。