人気のパンケーキ店をめざして歩きはじめた。
でもここで予想外のことが起きる。それは、ふたりで信号待ちをしていたときだ。
青になって歩き出すと、向かい側から男がひとり歩いてきた。
しかもオレと同じ灰色の髪。別にそれはいい。そこまで珍しい色じゃないし。
だがその男は、オレたちを見るなり"おやっ"て顔で足をとめ、
「………………お前こないだのやつじゃん」
「…………?」
しかも話しかけてきた。が、まったく見覚えない顔。
だが隣の千歳はハッとした。
「あ、…………あああああぁ!?」
「千歳知ってるひと?」
オレが訊いても答えない。

