*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*



「…………」

なんて相談したらいいのか分からなくて、曖昧な表現しちまったけど、察しのいいタカシにはじゅうぶん通じた。

「あー、そういうコトな。お前奥手そうだもんなァ(童貞だし)」

「う、うるせー」

「でもま、キスぐらいしたろ?」

「…………」

「ラギ?」

「してねー……よ」

蚊の鳴き声くらいの声で答えると、さすがにタカシも固まった。

「キスもしてねぇの?」

「悪ぃかよ!?………………トウタには言うなよ!」

アイツは獣(いろんな意味で)だから。こんな悩みはきっと理解できないだろう。

それどころか鼻で笑われる。

『とりあえず襲っちまえ。キレてもそんときはそんときだ』

とか、ぜんぜん為にならないテキトーなこと言われて終わりだ。

「ど、どのタイミングでキスなんかすんだ?」

「……ンなの自然な流れだろ」