「オレはパンダじゃねっつの」
軽く睨みつつグラスに口をつける。……が。勢いよく吹いた。
「……ちょこれナンだ!?」
「なにってマッカランだ。年代物だぞ」
「酒じゃねーか!?ウーロン茶っつったろ!」
すると苦笑いのタカシがため息を吐く。
「マジメか」
「オレはマジメだ!文句あんのか!?」
「ハイハイ」
もはや呆れたって顔でグラスをさげる。
「それはそうと良かったな、あの…………なんだっけ?気の強いヤンチャな彼女とうまくいって」
「ッ」
急に千歳の話をふられて、またむせりそうになった。
喉の奥が焼けるように痛い。
「千歳の話はやめてくれ」
「なんで?」
「………………会いたくなる……」
自分の顔が熱いのが分かる。これはきっとアルコールのせい……だ。

