「…………え?」
「警察の連中、わざとウチの部隊と揉めて、ラギさんが来るのを待ってたんだ。ヤツラ大勢で待ち構えていやがったらしい。ハナから狙いはラギさんただひとりだったんだ!」
鷲尾は通話を切ると、強張った表情で吐き捨てた。
「で竜憧くんは!?」
「……喜べ、総長なら無事だ。ちょうどどっかで別の族が暴れてるらしく、警察のヤツラそっちの応援に行っちまったとよ」
「…………別の族?」
「ああ。よく知らんが結果的に助かった」
自虐的にそう言った鷲尾さんをみて、不思議な感覚を覚える。
そんなラッキーな偶然ある?…………まさか"ソレ"って……?
「どこのチーム?もしかして大阪のチームじゃない?」
「だから知らねーよ、何だ大阪って?こないだケンカしたところか?お前そっちとも繋がってんのか?」

