「んなことどこで聞いたんだよ?適当なこと抜かすとマジ許さねぇぞ」
警察と口にした途端に、この二人は表情を変えた。
「誰に聞いたかは言えないけど適当なことじゃないよ」
「フザケンナ!んないい加減な伝言伝えられるか‼」
「…………敵対する……暴走族からの情報だよ」
乃愛の名前は出さなかった。なんか面倒なことになりそうで。
でも、言っても言わなくても充分面倒なことになっている。
「…………ハァ!?」
「なんかお前怪しくね?何が狙いだ?」
なんだか今度は私を疑いだした。まさか敵のスパイか何かだと思ってないよね?
冗談じゃないんだけど。
「総長を助けたいだけだよ」
「…………」
私、さっきからずっと本当のことだけを言ってるのに、何一つ信用しようとしない。

