「でも許してやんのは一度だけだ。今度舐めた口聞いたら……殺すッ」 蛇顔の男は体温のない瞳でそう言い残し、停めていたバイクに跨がった。 「待って、総長に会いたいんだってば」 「いい加減にしろよ!」 それでも私が引き下がらないから、黙っていた仲間の男も声を荒らげた。 「総長に会いたいとか軽く言うなッ!お前みてェなミーハー女が一番ムカつくンだッ‼"あの人"がお前なんかに会うかッ‼ツラ洗って出直して来いッ‼」