前を歩いていた小海が足をとめて私を睨む。
「……」
ちょっと待って?
今なんとなく口走ったけど、案外いい作戦じゃない?
少なくとも、この辺に現れるかも分からない竜憧くんを闇雲に徒歩って探すより、メンバーに呼んでもらった方が……。
「ち、と、せ」
怖い顔した小海が私をガン見。
「まさか本気で言ったんじゃねーよな?」
「でも話早いと思わない!?」
「はぁ!?危険すぎるって!だいたいなんで今夜竜憧に会いたいんだよ?」
「それはァ……」
乃愛に聞いた警察の話をかいつまんで小海に教えると、こいつはみるみる血相を変えて、
「オイオイ聞いてねーよそんなヤバい話!」
「今言った」
「あのなァ……そんなのに巻き込まれてオレらまで補導されたらどーすんの!?しかも制服だぞ」

