こういう、"ザ・青春"な空気はたまらなく苦手。 笑ってごまかしてると、小海は10年分くらいの大きなため息をついて、 「千歳の気持ちよぉォォく分かった。でも放っておけない」 うっすらと涙の膜が張った小海の瞳に、強い意思が宿る。 「な、まさか魔陀羅の集会いくつもりじゃないよな?」 私はぐっと唇を噛む。 「そんな魑魅魍魎の巣に千歳ひとりで行かせられるかよ。オレも一緒に行く」