「目ぇ覚ませって。魔陀羅の総長やってるようなやつといたらお前まで墜ちてくぞ?なんかあったらどうすん……」
さすがにイラッときて、小海の手を振り払った。
「いいの!私がいいって言ってんだからいいの!"なんかあったら"って何!?私の人生になにがあっても私の責任だよ!だからいいの!」
「……ッ」
「あのね、"何もなかった"の!これまで生きてきて何もなかったの!毎日退屈で、単調で、つまんなくって、でも人生こんなもんだって、いつの間にかなんとなくで生きてるだけだった。胸が熱くなることなんか、何もなかったの!でも竜憧くんが来て変わった!」

