「オレなんかが傍にいていいの?」
「だからそう言ってるじゃない!」
ほんとじれったいんだから。キッと顔を上げると、すぐに目線がぶつかった。
でも、どうしたの!?って訊きたくなるくらい真っ赤な顔してる。
胸がまたとくん、と、音をたてた。
「ち、ちとせ……っ」
「…………っ」
竜憧くんの瞳が揺れている。
吸い込まれて目を反らせない。
お腹の奥から好きって気持ちが溢れてくる。
磁石のように引き込まれる。離れたくない。
「千歳、……あのさ、よかったらだけど、キスしてもい……」
「…………!?だァめェェェ‼‼」

