*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*




ちょうど私の頭が彼の鎖骨くらいだから、こうして頬を寄せていると彼の鼓動が聴こえてくる。

私でさえドキドキしまくってるのにさらに早い。

「ち、……千歳……大丈夫?……キツくない?」

「うん」

こっちが大丈夫?って訊きたいくらい竜憧くんは震えていた。

うつ向いてるから顔は見えないけど、こうして抱き合っていると、言葉以上に気持ちが伝わってくる。

「いなくならないで…………いてくれる……?」

「え?」

「学校辞めないで」

「……」

私の言葉で彼が緊張した。

「でも」

「いなくならないで」

「でも……オレなんか」

「いなくならないでよ。竜憧くんがいないと………………なんかつまんないよ」

本当は"寂しいよ"って言いたかったけど、さすがに照れくさくて言えない。