*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*




やっぱり竜憧くんて天然?
いや、人をドキドキさせる天才なの?

「オレだってマジメだよ!でも理性が飛ぶくらい千歳が好きなんだよ」

「っ」

身体から甘くて苦い何かが溢れでそうなった。やっぱり夢かも。夢だ。

私はいつも彼に冷たくて嫌なことばっかり言っちゃうのに、竜憧くんは逆。

いつも私にまっすぐ向き合ってくれる。こんなにもひたむきで、真摯な言葉をぶつけてくれる人はいない。

竜憧くんのような人に出会える奇跡は、きっと二度と起きない。

これまで感じたことのない気持ちに震えていると、彼は苦しそうにうつ向いた。

「でもォ…………オレが千歳を好きでいると、きっとまた危険に巻き込んじゃうよ。……そばにいちゃいけないんだ。……だから、だから、……すごく悩んだけど辞め」

「好き」

「………………………………?」

「竜憧くん。好き」

話の流れをぶった切って言(告)ってしまった。

「………………………………???」

一瞬の間をおいて、彼は見たことのないほど真っ赤になった。

「……そ、それは何的な……?ひ、人として……?それとも……友達的に?…………それとも……まさか……まさか……」