話はまだ途中だけど黙っていられない。気持ちが溢れだした。
「ねえちょっと待ってよ‼」
「……ッ!?」
「それっていつまり私のせいで辞めるってこと!?」
「いや、千歳のせいじゃ…」
「そう言ったじゃん!だいたい竜憧くん勝手だよ!昨日までは私の傍いにるとか守りたいことか散々付きまとって私の気持ちかき乱したくせに今度は突然辞めるって何……!」
「ゴメン、……でもだからこそ、」
「"自分が無力って気づいた?"ハァぁぁぁ!?なにそれ!?」
「……ゴメン」
「無力って誰と比べて?警察?大人?それとも神様?弱くて当たり前でしょ!?ただの人間なんだから‼」
「…………」
「無力でも弱くてもなんでもいいよ!私を助けてくれなくてもいい!でもなんでもかんでもひとりで背負って勝手に決めないでよ!私の気持ちどうなるの!?」
メチャクチャにここまで叫んで、ようやくハッとした。
「……千歳の気持ち……?」
竜憧くんの瞳が揺れている。
とっくに見馴れてる筈なのに、なぜ目が合うだけで心臓は止まりそうになるんだろう?
これが好きってことなのかな?
私いままで誰かを本気で好きになったことなかったけど、これが"好き"ってこと…………?

