みんなの視線を受けて、苦笑いの先輩。
でも私はさすがに呆れたと言うか。
「よくそんなさらっと誘えますね?嫌です。お断りします。帰ります!二度と絡まないで!」
今度こそ茜先輩を交わして廊下を歩きだした。
「待ってや、ほなオレが勝手に付いててって勝手に話すから、まぁ独り言やと思って聞いてくれ」
「ッ‼」
先輩は本当についてくる。しかも私はけっこう早足で歩いてるのにぜんぜん余裕の表情だ。(たぶん足の長さの違い)
自分の短い足を呪っているうち、本当に先輩の話は始まった。
「いま千歳が言うた通り、確かに最初に千歳を推してきたんは妹の乃愛や」
「……!」
「そもそもこの学校に転入しよ言い張ったんもアイツやし、なんか理由あるんやろォなとは感じとったけど……。まさかあんなとんでもないこと企んでるなんて、夢にも思わんかった。これはホンマや」

