「……え」
突然茜に頭を下げられた千歳が言葉につまる。
だが、待て、冗談じゃない!
「勝手なこと言うな!いいかこの女はいくら"代理"でも"死國連合"の名前使ってケンカ売ってきたんだぞ!?その落とし前はどうつける気だ!?」
「そんな"落とし前"なんて、ヤ⚪ザやあるまいし…」
「ガキの遊びじゃねェんだよ‼男だろうが女だろうが関係ねェ‼テメェのケツも拭けねェクソガキが暴走族ゴッコならやめちまえ‼」
「……っ!」
千歳まで巻き込んじまったから、心底ムカついて頭に血がのぼってしまった。
それでついいつもの調子で凄んでしまった。族の総長モード。
学校では絶対に見せない顔。
すると乃愛も茜も、千歳までも硬直して青くなった。
…………やべ千歳までビビらせてどーすんだオレ……。
だが我に返ったときは遅い、今度こそ本当にメソメソと乃愛が泣き出した。

