「やだぁ怖ーい!この人めっちゃ私睨んでるー!殴る気なのかもォ……」
「千歳拉致ったのはお前だろォォがァァ‼んなその場しのぎの嘘で誤魔化せるかこのクソ女ッ‼」
「…………ひっ……どぉぉい……千歳ぇ、竜憧くんが"くそおんな"だってぇ!怖っわぁ……こんな怖い人と思わなかったよぉ」
今度は泣き真似が始まった。
「竜憧くん、確かにクソ女は酷いよ?」
千歳の顔が険しくなる。
「……ッ‼」
ここでオレが、キレればキレるほど乃愛の思う壺だ。
こっちが手ェ出せないからって調子こきやがって‼
「オレは千歳を拉致ったり閉じ込めたりしてねェ!本当だ!」
っと叫んだところで、元々オレを嫌ってる千歳が信じてくれるとは思えない……。
「騙されないで千歳。こんな乱暴な野蛮人信じちゃダメ」
千歳にはバレないように、オレに舌を出す乃愛。
マジで殴りてぇ(男なら)‼

