*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*



「千歳……ッ……大丈夫……!?」

身体を縛っていたロープをほどく。

「……………………ん……?」

なかなか焦点が合わなかった瞳が、やっとオレをとらえた。

しかし、ボーッと10秒くらいオレの顔を凝視したあと、催眠術が解けたように千歳は飛び退いた。

「り、竜憧くん!?何で……!?なんでいるの!?……え!?え!?…………あれ?ここどこ?」

目覚めたばかりで混乱してるのか、千歳はパニクってオレたち3人を交互に何度も見比べた。

「……茜先輩!?……それに乃愛ちゃん……だよね!?みんなで何してんの!?…………ねえここどこ?」

「千歳落ち着いて。どこか痛いところない?」

肩に手で触れると、千歳は赤くなってパッとオレから離れた。

「………!?やだッ!」

「ッ」

…………そうだ、オレ嫌われてんだった…………。