「慧斗の気持ち、分かってあげれるの私だけよ!はじめはチームのメンバーも、誰ひとり私を認めなかった、いくら慧斗と双子でも、私が女だから!でも少しずつ信頼を勝ち取ってきた。そして関東最強って謳われる"魔陀羅"を私の作戦で潰したら、正式に総長って認めるってところまでこぎ着けたのに」
「ッ」
「作戦上手くいきそうだったのに。まさか廣高に裏切られるなんてね…………。ほんっっっっっと使えないバカ兄貴だね!優しそうな顔して鬼だし、いっそ廣高が死ねば良……」
「いい加減にしろッ‼」
コイツらの事情なんか知ったことじゃない。知ったことじゃないが、聞いていられない。
つい声を張り上げていた。
「ンなことどうでもいいッ!ウチ(魔陀羅)に勝って箔付けたいのは分かるが、千歳は関係ないだろ!やり方がセコいだよお前ッ!」
「……アンタに女だてら総長代理やる苦労がわかる?」
「都合よく女を言い訳にすんじゃねェ!だいたいお前の死んだ兄貴ってヤツは、妹のこんな姿望んでンのか!?」

