「………………廣高……?なんでここに……?」
ドアを開けたのはやはり"女"だった。
いや、女というより"女子"という表現が合っている。
見た感じオレと同い年くらい。なかなか可愛いが、見覚えがあるようなないような顔。
それよりも、てっきり男が出てくるものと思っていたから面食らう。
「………………後ろにいるのダレよ?」
謎の女は茜の背後に隠れていたオレに気づくと、警戒して声をひそめた。
だがオレと目が合うと、ハッとして息を飲んだ。
「…………信じらんない…………なんでここいるの……?」
独り言のように呟き、すぐさま茜をキッと睨み付ける。
「ちょっとこれどういうつもり!?」
「あんたオレが誰か分かるんだな?」
「ッ」
「じゃあなんの理由でオレがここ来たのかも分かるよな!?」
「………………信じらんないッこの裏切り者‼」
女はあくまでオレじゃなく、茜を睨んだまま顔を真っ赤に染めた。

