椿子? …………それともタカシ? せっかくのデートをぶち壊されたから、イヤミのひとつでも言われるのかな…………。 一瞬そう思ったが、電話の相手はそのどちらでもなかった。 画面に表示された名前は、"魔蛇羅"No.4の男だった。 「……ッ?」 このとき、胸騒ぎとでもいうのか、ゾワッとうなじに鳥肌が立って、なぜかは説明できないが、とても不吉な予感がした。