*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*









明日も見舞いに来るかな…………

退院してからも、オレでよかったら家に遊びに行こう。オレで…………いいかは分かんないけど。

ばぁちゃんのことを考えながら病院の出口を出た。

空の色は夕方に向かってる。スマホで時刻を確認すると、4時を過ぎたところだった。

椿子、どうなったかな。

千歳に会えたか気になって、電話をかけようかと思った。

だが、ちょうどタイミング良くその椿子から電話がかかって来た。

「モシモシ!?………………ああ、こっちは大丈夫だった。ばぁちゃん大丈夫みたいだ。そっちはどうなった?」

『───良かったぁ…………それがね…………』

スマホの向こうで、椿子のトーンが落ちる。

『思ったよりは早くXX駅についたけど、見つけられないの…………』