それとも関西の人って、やっぱりみんなノリが明るくて気さくなのかな?
……ン?
「あれ?でも言葉……」
茜宣伝は関西弁だけど彼女は標準語だ。
「ああ話し方?学校で関西弁使うと変に目立つって気づいたの。廣高は目立ちたがりだからいいけど、私は内気で人見知りだから、面白いことを期待さるのも困るんだよね……。だってこっちの人は関西出身ていうと、みんなボケやツッコミ期待するでしょー?あの空気困る」
「……あー、なるほど……?」
でも、充分お喋りで楽しい子だと思う。初対面でも壁がないっていうか。
乃愛ちゃんとの距離感に戸惑っていると、彼女は私の腕にそっと手を絡めた。
「それよりも…………さっき何か叫んでた男子のことだけど……」
「ッ」
「あれってA組の竜憧くんだよね?」
"竜憧くん"
彼の名前を聞いただけで、心臓がビクッと跳ねた。

