またカァーっと熱が上ってきた。
「それでなんか、東田さんが気になってたんだ。廊下やトイレでチラ見したことしかなかったから。廣高、どんな子にハマってるのかなって」
「………………ごめん……ッ」
つい謝ってしまった。
だって私なんか、こんな美少女から見たらきっと期待はずれだと思う。外見も中身も、どこにでもいるレベルだし。
つい萎縮するも、彼女はニコニコの笑顔だ。笑うと茜先輩に似てなくもない……よーな。
「いいよぉ……なんで謝るの?あ、よかったら途中まで一緒に歩かない?」
彼女はまたクスクス笑って歩き出した。
「私のことは"乃愛"って呼んでね」
「……ん?………………うん」
「ねえ千歳って呼んでもいい?あー、良かった、私何気に千歳と話してみたかったんだよねー」
「……そう……なの?」
なんかやっぱあの茜先輩と兄妹なだけあって、乃愛もなかなか人なつっこい(?)子みたい。

