「ッ」
「こないだは言葉が足りなかった。オレが"魔陀羅やめない"って言ったのは……」
「ちょっと!」
私たちの周りには他にも人がいる(しかも微妙に注目されている)っていうのに、彼が普通に"魔陀羅"なんて口にするから焦った。
「ひとに聞かれるよ!?」
……って何で私が気を使わなきゃいけないの!?
なのに彼は気にしてない。
「だ、だって千歳話聞いてくれないじゃん?」
いや、気にしてないっていうよりはいじけてる(?)
「…………こ、こんなとこでする話じゃないでしょ!?」
「じゃどこならオレと話してくれるの!?」
「……」
「これからどっかに寄…」
「やだ‼」
話を全部聞く前に、ロッカーから出したローファーに足を突っ込んで歩き出した。

