*オレを嫌いなキミが好き。*日本一(ピュア)の総長 × 日本一暴走族嫌い女子*




「………………!」

竜憧くんがあまりに一生懸命で、ひたむきだから、息を飲まずにいられなかった。呼吸の仕方さえ忘れた。

私はこれまで、こんなに真っ直ぐな瞳を見たことがない。

こんな言葉を言ってもらったこともない。

自分の心臓の音が聞こえる…………。

「…………"大事なこと黙ってた"って、どういう意味?」

でも、竜憧くんの話を聞いた茜先輩が空気を裂く。

先輩は竜憧くんに何か秘密があるってことを、本気で疑ってる。あまり二人は一緒にいない方がいいのかもしれない。

「じ、じゅ、授業始まるから教室帰る!」

「ならオレもいく」

「千歳待って」

歩き出した私を先輩がとめた。

「放課後むかえに行くわ、一緒帰ろ?」

……え!?

「誰が帰るか!勝手に決めんな!」

「お前に言うてないわッ!そっちこそ付きまとうなや!?いい迷惑や‼」