*side 竜憧 柊*
その同時刻─────
コーヒーショップの外から、そっと千歳たち3人の様子を伺った。
小海が千歳の隣にいるのはムカムカするが、ふたりっきりじゃないだけまだマシか…………。
少し前、小海に"千歳は渡さない"って言われたことは、いまだに頭でエコーがかかって響いてる。
アイツは知ってたんだな、千歳のばあちゃんのこと。
小学校からの腐れ縁て言ってたもんな。
だから不良のオレにはムリだって、余裕で勝ち誇ってたんだ。
…………くっそ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…