「5分?短い春だったな」
「良かったじゃねーか、お前リア充になりたかったんだろ?リア充ってそういうことだからな」
人んチの冷蔵庫を勝手に漁りながら、タカシが最もらしいことを漏らす。
…………失恋……………だと?
はっきり言われると余計に沈む。
「まァどうせ"がっついた"んだろ?告られたからって、いきなりヤろうとすんなよ?ものには順序があるだろーよ。これだから恋愛初心者は」
「童貞こじらせると厄介だな、可哀想なヤツ」
しかも、コイツら、オレが襲ったからフラれたと決めつけてやがる。
「ハァ!?誰が童貞だコラ!?いきなり襲うわけねーだろトウタじゃあるまいしッ‼」
立ち上がって思いきりテーブルを蹴ると、ふたりは白い眼光を飛ばしてきた。
「(ガチ童貞か)」
「(童貞確定だな)」
「……………………ンダよその憐れむよーな目はァァ!?」
「じゃなんで5分でフラれたんだ?」

