「この子たち飼ってるの?」
「ううん、3日前捨てられてるの拾った。ホントはもう一匹いたんだけど、見つけたときはもう死んでた」
「…………!」
「こいつらも弱ってて、なんかほっとけなくて連れて帰った。でもミルクも飲めないくらいで、もうダメかと思った」
竜憧くんは、3匹をそっと段ボールにもどした。
なかには毛布がひいてある。
「待ってろ、今ミルク温めてやるから」
そう仔猫たちに言って台所に。
「…………もしかしてこの子たちの看病してたの?」
「なんか目ぇ離したら死んじゃいそうで」
「……そうだったんだ」
私も仔猫をそっと撫でてみた。力をいれたら潰れちゃうくらい小さくて、ふわふわで、確かに心もとない命だ。
拾った仔猫のために学校を3日も休むなんて。
竜憧くんて、そういうひとなんだ。

