『やっぱ王道系が一番だよね~ 展開予想できても、胸キュン止まらないっ! 特に修哉くん、 イケメンで背が高くて頭がいいって それだけでも贅沢なのにお金持ちとか… でも現実でそんな人に 会ったことないしな~… 高校でそんな人いるかな~』 --「次は、音内~音内~。お降りの方は…」 「もう着いたのかあ…」 電車のアナウンスで一気に現実に引き戻されたルカは、 だらしなくにやけた頬をペチペチと叩き、気合いを入れ直した。 .