【 ルカside 】


ダサい制服に身を包み、もう何回目になるだろう。


鏡の前に立ち最終チェック。


「よしっ!」


忘れ物がないか確認し、自室から出て玄関へ向かう。



「じゃ、行ってきまーす!」



靴を履きながら、リビングにいる母に向かって叫ぶ。


「はいはい、いってらっしゃい」



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