ひと気のない美術室に並ぶ、石膏像。隅に追いやられた、キャンバス。薄暗い部屋でも、キャンバスに描かれた紫陽花の色が綺麗に見える。細かな水滴は今にも滴り落ちそうだ。
「神崎か?」
「七瀬先輩…」
「この絵、やっと完成したんだ」
ドキドキが聴こえそうなほど静か。
「えっと…」
なんで…こんなに__ドキドキするの?
「神崎」
「はっはい!?」
声が裏返った。恥ずかしい///
「俺…神崎のこと」



・・・・・・この内容のが恥ずかしい(´º∀º`)