その後康平はただ笑っていた。

いつも見てる
幼なじみの笑い顔。





そして帰り道は
同じように私が少しだけ前を歩き、
康平がだるそうにゆっくりと私の後を歩く。



花火の音はもう聞こえなかった。





……栄転祝い、何にしよ。