1度外に出てきてしまった以上、
着替えに帰るのも、なんとなく……悔しい。


なので、
とりあえずこれも朝同様、

気にしない事にして、道を歩いていれば、


「バス……乗れんの?あれ。」




そう言ってバス停を指差す康平。




「……。」


一駅隣で行われる花火大会。電車よりかはバスの方が会場まで近いと思ってバス停に来たのは良いけど、かなりの人が列を作ってる。





「どーすっか?」



正直花火はどうでもいい。


あんず飴に、


イカ焼き、広島焼きも食べたい。


うーん。悩んでる私に、




「一駅電車乗って、そっから歩くか?」

って苦笑いで言ってくる康平。