TUG of WAR ~恋のつな引き~

「まあそのうち慣れるって。……あ、でも他の男とで慣らすなよ?」

「それはないです!」



先生以外の男に裸を見せるだなんて無理に決まってる。



「……和斗なら裸見せていいと思ったの……。」



そう言うと、いきなり顔を近づけてキスをしてきた。

歯磨きをしたばかりなのか、ミントの香りがする。

そして身体からも微かに香水が香る。



「今ので仕事頑張れるわ。じゃ、行ってくるな。」



先ほどまで下ネタを話していたのが嘘かのような爽やかな笑顔で、先生は玄関に向かった。



「……って和斗!私家出るとき鍵どうすればいいの!?」



先生が先に家を出たら最後に鍵をかける人がいなくなる。



「そうだそうだ忘れてた。」



先生は再びリビングに戻って、私の手に何かを入れ込んだ。