TUG of WAR ~恋のつな引き~

「ありがとね、和斗。」



細いけれどがっしりした身体を自分の体に刻むかのように、両手でしっかりと抱いた。



「いーえ。誕生日2月なのに遅れてごめんな。」



先生も私の頭を後ろから掴み自分の胸へと押し寄せた。

しばらく2人で抱き合ったあと先生が手を離し、私のことをじっと見つめる。



これはまたキスされる……?



そう思ったが、先生は頭を軽くぽんぽんと叩いて口を開く。



「そうそう、あともう1つ。」



先生はそう言い、小さな箱を私の場合目の前に差し出した。



「え……これ今開けていいの?」

「うん。」



これってアクセサリーだよね?
箱の外見で何となく想像つく。