TUG of WAR ~恋のつな引き~

「ちょっと、ここ学校だし人目につくって。」

「これくらいいいだろ。卒業証書もらってるんだし。」



さすがに身体を重ねようとしたのはまずかったが、口付けならどうってことない。

見つかったって俺が処分受けるだけなのだからどうってことない。



「…ってことで、日暮れてくるし出かけますか。」



俺はエンジンをかけ、車を発車させた。

向かう先は俺の自宅付近にある小さな丘だ。
標高自体は低いが、街全体が見渡せる。



「どこ行くんですか。」

「それはお楽しみ。」



基本的には車でしか行けない場所に丘があるため、恐らく優佳は行ったことがないだろう。



「あっもしかして先生の家とか!?」

「何、行きたいの。」



目を輝かせながら言うもんだから、聞いてみた。



「そりゃあ行きたいよ。まだ部屋の中入ったことないし。」

「それ誘ってるの?」