TUG of WAR ~恋のつな引き~

先生の手が前髪を越えて額に直接当たった途端、
先生の手が冷たく感じたと同時に先生の熱っ、という声が聞こえる。



教師用のエレベーターを使い
何とか保健室に着いた私はすぐに体温を測らされた。

水野先生が体温計を見るなり驚いた表情を見せる。



「え!39度って、よくこの時間まで身体持ったね。」



水野先生の声は聞こえるが、
返事するほどの気力がない。



「これだけの高熱だと、この時期だしインフルの可能性があるから
早く家に帰って近くの病院行った方がいいかもね。」

「分かり…ました。」


心配そうに見つめる瀬名先生がかろうじて視界に入っていた。


あの後病院に行ったが結局インフルエンザではなく、
1日学校を休んだら体調はほぼ元通りになった。

今日の1限目は生物だし、
瀬名先生にお礼を言わなきゃ。