TUG of WAR ~恋のつな引き~

だめだ辛い。


あの夢のようなドライブがなければ良かったのかな。

あの日さえなければ私がもっと先生の事好きになることはなかったのかな。

期待することもなかったのかな。


……でも、あの時間は本当に幸せだった。

先生と生徒の関係を忘れてしまいそうなくらい楽しかった。

それを思い出と受け止めて諦めるべきなのかもしれない。


そのことを2学期最後のHRが終わった後、
全て舞に話してみた。



「そんなのただの優佳の想像に過ぎないでしょ。
好きな人と過ごしたかなんて。」

「そうだけど、そういう捉え方もできるよねってこと。
所詮10つ近く年下のガキだもん。先生が相手にしてくれるわけないなって。」



あのドライブだって、教師として女子生徒が暗い道歩くの危ないから送っただけだもん、きっと。



「そんな悩むなら聞いちゃえば。
昨日の夜何してたんですかって。」

「そんなの聞けないし聞いたところで飲みに行ってたくらいしか教えてくれないよ。
……って舞!」



舞は私の話を全部聞かずに教室の外を出る。

まさか生物準備室?