夜の街はとても賑やかで、私だけが取り残された気分に浸っていた。
そんな時、酔っ払いであろう人物に絡まれた。
「君、可愛いね〜どう?お兄さん達とカラオケでも行かない?」
「結構です」
「そんなこと言わずにさぁ〜、みんなでわいわい楽しもうよ」
ニヤニヤしながら私の手首を掴んできて無理やり引っ張られる。
流石に身の危険を感じた。
「ちょ、やめてってば…!」
男の力に敵うわけもなく、ぐいぐい引っ張られる。
あぁ、もう駄目だ
結局私は愛されてなかったんだし、もうどうでもいい
何もかもがどうでもよくなって抵抗する力を弱めた途端ーーー…
「その汚い手、離せよ」

