あれから1週間。



相変わらず江口くんは私を避ける。





…ていうか無視されてるだけなのかもだけど







「…わたし、何かした?」






「……」







理由を書こうとしても今みたいに涼しい顔して返事をしてくれない。






「江口く「あっ!江口くーん!」






他のクラスの女の子が教室に入ってきて江口くんに駆け寄った。





「ねえ、江口くん聞いて!さっきねー」




ニコニコ嬉しそうに江口くんに話しかける女の子。





江口くんは一瞬だるそうな表情を浮かべた後、すぐに営業スマイルになった。