素っ気ない彼が好きなんです。





あっという間に放課後になった。




「奈津ちゃんまた明日ね!」



「あ、うん!またね!」




心配しなくても友達ができた。




男子も手を振ってくれたりと、結構良い人達じゃんなんて思っていた。






…私もそろそろ帰ろうかな




ちらっと隣を見ると、まだ寝てる男子。







今日一回も起きてなくない?





休み時間は教室を離れてたりしたからわからないけど、授業中は寝てた。





…どんだけ寝るの





呆れつつ鞄を持って立ち上がった。






「…なぁ、」





「ひっ、」





寝てたはずの男子が急に声をかけてきてビクッと肩が震えた。





「な、なんですか…?」




「お前、下手くそだな」




「えっ、なにが…「あ、いた!江口くん!」




廊下から何人かの女の子達が笑顔で私たちのところまで来た。




…江口くん?




ってこの人のこと、だよね?