素っ気ない彼が好きなんです。




「柿原の席はあそこだから」



そう言いながら空いてる席を指差した担任。



1番後ろの窓側。




良い席じゃん…っ!





私は沢山の視線を感じながら、空いてる席に向かう。




椅子に腰掛け机に鞄を置いた。




今日からよろしくね、と頭の中で自分の机にそう挨拶をして




ふと隣を見ると机に伏せ寝てる男の子。





多分私の自己紹介も聞いてなかったのだろう。





起きたらびっくりするんじゃないかな…






ーーーーーーーーーー
ーーーーー




休み時間になるとわらわらと人が寄ってくる。




どこから来たのー?とか



今日からよろしくねーとか





この日は一日中笑顔を作っていた。






「……」





隣で寝てる人に見られてたとも知らずに。