ユミはその日から自分の恋バナしかしなくなった。
デートに誘われただとか
手を繋いだだとか
キスをしただとか…

唯一の楽しみだったユミと過ごす昼休みはいつのまにか、自分の惨めさを思い知らされる時間になっていた。


私だって
ユミみたいに人気がほしい
ユミみたいにモテたい
ユミみたいに輝いていたい
ユミみたいにユミみたいに…

そんなことで頭が支配されていた。



私もユミみたいに可愛かったら
幸せになれるのかな

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